コテ先の洗浄について

手はんだをする場合、はんだコテ先を適宜洗浄する必要がある。洗浄といっても水洗いするわけではなく、コテ先が汚れてきたらはんだとともにぬぐい取る(?)ようにしてきれいにする。

 

洗浄の仕方も様々。私が知っているのは以下の3パターンだ。

①水を含ませたスポンジにコテ先をぬぐう

これが最もポピュラーなやり方と思う。コテ台にスポンジを置く場所もセットされている。使用する前にスポンジに水を含ませておく。特徴はスポンジの真ん中に開いている穴。この穴の角にコテ先を当てることでぬぐいやすくなる。でもこいつの難点はコテ先が水に濡れてコテ先温度が低下すること。再度作業を開始するときは2,3秒待たなければならない。焦っているときはキツい。あと、それでコテ先劣化も微妙に早いらしい。よくスポンジをびしょびしょに濡らして作業してる人がいるけど、あれやめた方がいい。コテ先温度が著しく上下してコテ先寿命に悪影響する。スポンジは水で濡らして固く絞るのが○。

②金網たわし

よくフライパンの焦げを落とすのに使われる金網たわしにコテ先を突っ込んで洗浄する。スポンジに比べてコテ先温度が上下することが少ない。これが安上がりで1番いいかも。ただたわしのメンテはどうするのかいつも疑問。

③コテ先クリーナー

コテ先を突っ込むと内部のたわしが自動的に回転し、自動でコテ先を洗浄してくれる。こいつのいいところは、誰がやっても同じ速さ、同じ洗浄仕上がりになること。生産技術にとってタクト(作業時間)が均一ではない作業は頭を悩ませる。①②の方法では作業者によって洗浄時間にかなりのバラツキがうまれる。しかしコテ先クリーナーはそのバラツキを最小限にすることができる。投資は必要だがメリットはある。

 

②が1番いいと思いつつも、①を1番使う私。見た目1番きれいになるしね。