ビニール電線のはんだ付け

仕事の中ではんだ付けとして1番多くやるのがビニール電線の「ひっかけからげはんだ付け」である。

 

ラグ板と呼ばれる端子、もしくはヒューズなどの電気部品にビニール電線をはんだで接続する。その時、接続する側の端子に穴が開いている場合、その穴にビニール電線の芯線部分を通し折り返して引っ掛ける。引っ掛けることにより引っ張り強度が増し、はんだ付けも容易となる。ただ、引っ掛けると言う行為自体は難しくはないが、その分時間がかかる。別にひっかけなくとも、端子と電線がはんだでちょん付でもいいのでつながってれば良いのではないかと以前から思っていた。しかし、調べてみると、引っ張り強度を保つ以外の目的があった。

電線は基本的に銅で作られていて電気を通すのに適した材料である。しかし、はんだは実は銅に比べると10分の1位の電気を通す力しかない。これだけ使われているはんだだか、実は電気をあまり通せない材質だった。これは意外に思った。ただこれで、はんだをちょん付けで接続してはいけないと言うことがわかった。